「人気の街」に移住するのは正解か否か : ツカダさんの東京暮らし日記
大学に進学をするために上京を考えている人の中には、吉祥寺や恵比寿のような、いわゆる「人気の高い街」に引越しをしようとする人も少なくありません。
しかし、いくら人気の街といっても適当な形で住まいを決めてしまうと、のちのち後悔をすることにもなりかねません。住まいを選ぶうえでは、まず「行きたい大学を明確にする」ところからスタートしましょう。進学する大学が明確になると、通学に最適な駅が把握しやすくなるため、どこに住むべきかがハッキリ解るようになります。
大学でしたいこと
上京して、東京の大学に行きたいと考えるならば、まず東京の大学で何をしたいか考えましょう。
それは、どうして東京の大学に行きたいかを考えることになります。東京の名門大学に行きたい、勉強したい事が出来る学科がある、就職につなげたいなどあるでしょう。漠然とした理由でも構いませんが、出来るだけ卒業後に繋がるような理由の方が、自分のためになります。
基本は大学では学問を学ぶ場であり、学問以外のことを主体として大学選びを行うと、講義が面白くなく、留年する危険もあります。そのために、何を学びたいか、そして学びたいことを教えてくれる学科のある大学はどこかと選ぶと良いでしょう。
情報収集とピックアップ
大学のサイトや資料、学部案内、オープンキャンパスなど、情報収集の仕方はいくつもあります。
ホームページなど出来るだけ多くの情報を集めた方が、より自分の目的に合った大学を探しやすいですが、一度大学を訪れた方が、肌で学校の様子を把握できます。大学は受験しないと入学できないので、受験対策のためにも、早めにどこの大学にするか決めた方が良いです。
いくつか候補となる大学が見つかったら、その中からどの大学を受験するか決めていきます。ただ受験費用や生活費用のこともあるので、最終的には両親と相談し、両親承諾の元で、大学受験を行います。
大学選びの基準
ここでは、大学を選ぶうえで必須となる要素を紹介します。
◇学部
大学では学問を習う場所であり、何を習いたいかで大学を決める方法があります。
ただ最近は横文字の大学名や学部名もあり、名前だけ見ても、何を教えているのかわからないところもあります。そのために、カリキュラムなども見た方が良いでしょう。学部のことがわからないならば、まずは基本となる学部の内容を調べます。
また4年間の大学生活では、どの学部もほぼ基本の内容しか教えてくれないので、さらに専門的に勉強したいなら、大学院へ行くことも視野に入れると良いでしょう。
◇興味
大学に行き留学したい、スポーツに強い大学に行きたいなど、自分の興味を元も選ぶ方法もあります。
大学生活を楽しい物にするならば、講義のみならず、サークル活動や、友達との付き合いも大切です。特定の分野に強い大学など、専門性を求めて大学選びをしても良いでしょう。
◇就職
もしも、就職したい企業が決まっているならば、その企業で採用して人物の学歴を調べ、それを元に選んでも構いません。
特に有名な大企業や外資系、ファンドとなると、一流大学卒の人物しか採用しないので、そのような大学に行かないと、そこで働くことが出来ません。
例を挙げると、保育士になりたくて保育士の資格が取れる学部や学科に進学したけれど、実際に求人が少なくて・・・という場合も考えられます。住んでいる場所で職場を見つけたいという場合には事前に求人情報を見ておくとよいでしょう。方法としては、世田谷区に住んでいるとして、世田谷区の保育士の求人情報を確認し、どのくらいの募集があるのかを見ておくのです。
そうすれば、職場もある程度定められますし、改めて就職場所を考慮する必要もでてきます。その他にも、自分が合格できそうな偏差値の大学を探す、学費や奨学金、立地などの条件の良い大学を探すなど、探し方はいくつかあります。